メトロノームはオランダ人のヴィンケルWinkelによって発明され、
その後、機械仕掛けの楽器やベートーヴェンの補聴器を考案したドイツ人のメルツェルMarzel によって手が加えられ、実用化しました。1815年に製品化された。メトロノームなる言葉は彼の造語(ネットより引用)だそうです。(ワイは過去に製作者の名前だと教わり記憶していました。ゴメン) 機能・使い方は皆さんご存知でしょう・・・・・。

このメトロンノームを、速さを合わせる為だけで終わっている人が多い様な気がしているのはワイだけではないような気がしています。
とっても残念な気がしています。
何故ならばご存知の様に弦楽器は左右のタイミングが音の良し悪しに影響を及ぼします。単に速さのチェックのみをメトロノームに頼らないで、自分の意識がしっかりと数える事(パルス(時間)の把握)が出来て、その結果がメトロノームに合っていると言う使い方が理想と考えます。
小節の第一拍目が合ったからと言って出来たとは言いにくいと考えます。

パルス(時間)は常にニ分の一・更にニ分の一・更にニ分の一・・・・と永遠に刻まれていきます。
この等間隔(パルス)こそがリズムを作りだす基本と考えます。
だからこそ、機械に合わせるのではなく自分の意識が優先されなければなりません。
そうすることにより左右のタイミングがだんだんと合ってきます。
結果、音そのものがクリアな良い音に発展していきます

良い音を出す優れたギタリストは総じてリズム感が優れているような気がします。
当たり前と言えば当たり前ですが、芸は自分発信が基本であると信じます。
それはこの単純でいて、難しいメトロノームの使い方から始まる様に考えます。
単音から和声まで表現できるギターは他のどんな楽器よりこの事を大切にしたいものです。
「芸は職人の上に存在する。」(ワイワイ)