今回は大まかな音楽の歴史みたいなことをレクチャーしたいと思います。
音楽の始まりは何だろう?・・・・・。
考えたことありませんか?
人によって、それぞれ、いろいろでしょうが、 風の音・動物の鳴き声・その他、自然界の音、等々
それは捉え方で変わって来る事でしょう。
そんな自然界の単純な音、あるいは単純なリズムからが始まりの様な気がします。
そして、いつの日かやがて人は、音を誰かと共有できる幸せを手に入れます。
人と言う動物は、喜び・楽しいさ・悲しさ・嬉しさ・怒り、等の喜怒哀楽を不可欠としている様です。
そして、それらを共有し分かち合いたくなる様ですね・・・・。
その事はやがて時が時間が、飽きを感じさせる時が来ます。
そうしますと、新鮮と言う新しいものを・初めてのものを欲してくる様ですね。
現在の様な科学・文化発展の少ない日常、自然で素朴な単純な音楽から、それを共有し合える喜びを取得してきます。
それこそが今で言うセッションなのでしょう。
メロディーを一緒に奏しての楽しみ(グレゴリア聖歌等のコーラス)、リズムを合わせたり、時にはリズムとメロディーとを
合わせたりしたのでしょう。
当然そこには人の声も導入されていった事でしょう。
そして時を経て、音と音との集合の色合いに気がついた事と想われます。
単純な和音が生まれます。
その後に3度ずつの組み合わせの3和音が生まれます。
そして3和音の組み合わせによる、和声と言うものが確立されてきます。
大まかには大バッハからハイドンの頃と思われます。(ギターではガスパル=サンスから
フェルリナン=ドカルリの頃)
これこそが現在使われているコードと言われるものの始まりです。
人は常に、事に飽き、新しい事に新鮮さを求めます。
やがて、3度の組み合わせでは無なく、より違った色合いを強く求める4度の組み合わせ(ロマン派〜印象派)を
欲する人が出てきます。
その後も近代・現代・前衛・空間等々いろんな、多様な音楽へと発展してきています。
でも、依然として、3音の組み合わせの和声は人の心を満たしてくれているのでしょう。
現在も古今東西・ジャンルを問わず、音楽の主流となっています。
こう言った流れを踏まえた上で、その楽曲への己の想いと息吹で音楽表現を心がけたいものです。
特に、時代背景と作曲者を表現するクラシック音楽はそう思います。
また、民族音楽も、流行り音楽も、その事は無視できない事のひとつだと思います。
ワイワイこと山中芳郎